2013年06月28日

烏口と溝引きの使い方

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烏口と溝引きの基本
デザイン平面構成における『アクリラグァシュ』の水加減と
 『烏口(からすぐち)』
『溝(みぞ)引き』について解説してみます。


静止画と解説文では伝わりにくい部分もありますので、
動画約15分越えではありますが、不要な箇所はスライダーで飛ばしたりしながら、
どうぞ気楽にごらんください。
 

まずは、絵の具の水加減に関して。
『透明水彩絵の具』『アクリラ(透明性が高い)』『アクリラグァシュ(透明性が低い)』
『デザイナーズグァシュ』『ポスターカラー』などデザイン平面構成における着色材料は
色々あるのですが、今回は『アクリラグァシュ〈メーカー:ホルベイン社〉』を
例に述べていきたいと思います。


動画に関しては不慣れな『YouTube エディター』で簡単な編集を試みました。 
ほぼ撮りっぱなしの状態で、語句の間違い、言い回しの不適切さ、トラブルなど、
多々気にはなりますが、 マ! グラフィックをはじめ、
色彩平面構成を必要とする初心者の為の〈一生懸命講座〉とご理解下さいネ!!

■動画中分かりにくい【絵の具と水の関係】
【烏口への絵の具の入れ様】
静止画で、まず説明しておきましょう。

mizu  
絵皿にアクリラグワッシュを塗ろうとする面に対して必要と思われる
約1.3~1.5倍ほどの多目の量を作ります 。
水加減は混ぜた後、絵筆で絵皿の真ん中をスーッと分かつようにすると、
絵の具の溝ができます。その溝が2~3秒で元のフラットな状態に戻ると良好な水加減といえます。
つまり、筆の動きを追いかけるような戻りは《水が多すぎ》  
6~10秒たっても戻ってこない場合は《水が少ない》ということです。

50年程昔の映画になりますが『十戒じゅっかい』を見たことあるかな?
モーゼがヘブライ(ユダヤ)人を引き連れ、
エジプト軍の追跡にあい、紅海を前に行く手を阻まれようとする時、
モーゼが神に祈ると、海が真っ二つに割れ、難を逃れることができるのです。

こんなイメージを持って溶くと良いよ。
余談ですが、ミケランジェロ作のモーゼ像が
ローマの『サン・ピエトロ・イン・ヴィンコリ聖堂』にあります。

烏口は上下の口に美しく上品に絵の具を流し込みます。
mizo

 動画をご覧下さい。

  



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Posted by いづろ画塾 at 19:36│Comments(0)塾長のひとりごと
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