夏のはじまり

いづろ画塾

2014年07月17日 12:04


夏らしい、Oちゃん作品

九州南部は梅雨明けの模様。
いよいよ夏到来です(すでに気温は真夏のものですが…)。

夏休みを利用して各大学のオープンキャンパスに出掛ける学生さんもちらほら。
暑さに負けず、より熱く…!
学生一般問わず、みなさん頑張っています。


中学生チームは久々の着彩。
各々好きな花を選び、構図(縦横、トリミング…)を考えてから…
黒い下地をつくり、描きました。


▲左/Aちゃん作 薔薇、右/Nちゃん作 カーネーション

白いカンバスに、見た目コールタールのような
ブラックジェッソを均等に塗り広げ、下地をつくります。
乾燥後、アクリルガッシュにて着彩。
白い紙をベースに描く
いつもの透明水彩とはまた違った表現ができました。

画材屋さんで購入したカンバスや紙にそのまま描いても大丈夫ですが、
下地をつくって描くと濃厚な画面がつくりやすくなります。

描きたい作品の着地点(完成型)に応じて
白、黒以外の色を使ったり、
さまざまな色をのせて描く書き方もあります。
ほかにもメディウムで画面に凹凸をつけて独特の質感を出してみたり…。
下地の段階でも、さまざまなことが楽しめます。

▲左から 黒下地、明ピンク下地、サンド(砂)メディウム一部使用
作:Oちゃん、Nちゃん、Mちゃん



支持体となるカンバスや紙も種類が豊富である上、
実際に描き始めると、これまた豊富な描き方・色の選択が待っています。

絵は自由。それゆえに、
『どんな絵にしたいか』というイメージを固めておかないと
あらゆる選択肢を前に、困ってしまうことになります。

『作品』をつくりたい際は、デザイン・絵画・イラスト・立体問わず
エスキースで方向性を熟考することは大切です。

でも、自分を解放して「心のままに」描くのもまた自由。
そこでうまれた面白い効果や、あるいは失敗が
のちの作品に経験値として活きてきます。
辛くも楽し、です。


作品といえば…一般塾生のMさんは
1ヶ月以上かけて公募のためのイラスト作品を制作。
消印有効日の当日(!)まで粘り…完成!


▲仕上げのエアブラシ中のMさん

『ここで筆を置こうかな?…いやいや…もう少し!』
色合いや構図を検討・微調整しながら
何作も何作もリトライされていました。
本当に、よくがんばりました!!


▲公募作品は掲載できないので最近のMさんカラーインク作品を…。


ムサ美通信生、K君は
7月11日のスクーリングのために東京へ出立…する予定が
台風8号到来のため搭乗予定の飛行機が欠航してしまい、慌てました。

高速バス?夜行バス?JR?と迷い運行状況を調べる中も、迫り来る台風。
強風の中も運行中だった新幹線に辛うじて飛び乗り、
日本列島縦断の進路を取る台風を背中に、追いかけっこ。

ハラハラしましたが、無事逃げ切り(道すがら初大阪でたこやきもゲット…たくましいなぁ)
夜遅くには東京に到着。

その後台風は鹿児島に上陸し、新幹線や市電・市バスも止まってしまったため、
タイミングの良さと新幹線に感謝。
授業も無事開講され、ひと安心でした。



梅雨明けの快晴の中、
ビル好きのKちゃんは撮影タイム。

▲Kちゃん撮影写真と、シルエット

夏はこれから。
暑さ対策に気をつけて、猛暑を乗り越えましょう!

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