いづろ画塾の日々。

５月12日は『母の日』。
以前のブログで紹介したHちゃんの
お母さんを中心にしたファミリー粘土人形
完成までのお話です。

一般塾生のいるなか、PM3:45に登場したHちゃん。
いつものようにお母さんとアトリエに入ろうとした瞬間
Hちゃん『ハッ！』
入口にセットしてあった未完成のHちゃんの作品を見られては大変！
Hちゃん　　 「お母さんはここでいいから、ここまで！」
と、エレベーター前の踊り場にお母さんを押し戻す姿をしっかり目撃！


塾長　　　　「Hちゃん！完成までお母さんにはナイショ！のお約束守ったんだね。
　　　　　　 偉い、エライ！」
Hちゃん　　 「私ネ、お口は堅いんだヨ。お約束はちゃんと守るもん！」
　　　　　　　と、途切れることのないおしゃべり…。オモシロイ！



塾長　　　「あのネ、色を塗るときは、おしゃべりしながら筆を動かすと
　　　　　　きれいに塗れないんだよ。お口、チャック！！」
Hちゃん 　 「わかった！」（しばらく集中！！）

肌色・服・髪の着色をしている時、
Hちゃん　 「私ネ、この前白髪が１本生えていたんだヨ。」
塾長　　　「ホゥ、小学３年生なのにネ。この前紙粘土を使っている時に
　　　　　　白い粉のついた手で、頭を触ったんじゃないかな？」
Hちゃん　 「ん”〜、あのネ、若いときの白髪は幸せが来るしるしなんだって！」
塾長　　　「それで、とってもうれしい楽しいことがあったの？」
Hちゃん 　「ううん！　まって！今日、このお母さん人形をプレゼントするでショ、
　　　　　　そしたらお母さんは喜んでアタシにお返しのプレゼントをしてくれるカモ、
　　　　　　キットそうだヨ〜！　シアワセ—！」
塾長　　　「ん〜、そうだね、では、お口チャックできれいに絵の具を塗って
　　　　　　素敵なお母さんにしてあげよう！」

５分間の沈黙の作業があっという間に過ぎ…
Hちゃん　 「できたあ〜」
塾長　　　「おいおい！まだまだ白いところがたくさんあるヨ。Hちゃんが
　　　　　　心を込めて、しっかりぬってあげるほどにお母さんは『うれしぃ〜』と思うよ〜。」

10分経過…
Hちゃん　 「出来た！上へ行ってチイコと遊ボ！」

諸事情でお母さんのお迎えが遅れたもののHちゃんは絶好調！
グラフィスの手作り人形をひっぱりだしてチイコとおしゃべり…。『○△□×…』『？？？？？』
逃げるチイコ！追うHちゃん！

しばらくして、お母さんのお迎え。
Hちゃん　 「お母さん！いつもありがとう！　これプレゼント！　一生懸命作ったんだヨ。」
お母さん 「まあ、うれしぃ〜！　ありがと〜！よくできたね！」


さよならのごあいさつにアトリエにおりてきたお母さんとHちゃん。
塾長　　　　「お母さんにちゃんとプレゼント渡せたかい？」
Hちゃん　　 「うん！ウン！」（ニヤリ）「またねー、ありがとうございました」ピョコリ！

（塾長思う）
「さ、次回は何をもってして、８歳の少女と美術を通して
コミュニケーションをはかろうかナ！」
腕組みしてしばし、思いにふける塾長でした。


さあ５月11日（土）に来塾する少年少女の塾生クンたち！
『お母さん』『カーネーション』『ありがとう』をテーマに
作品づくりをしましょうネ！『お楽しみに！！』

今日は、受験生のMちゃんがはじめてのデッサン体験に！
帰り際、「楽しかったです！あっという間に時間が過ぎました！」
塾長「おぉ〜。嬉しい感想だネ！その気持ちがあれば上達は早いよ。」
『チビッコたちも受験生も、まず『楽しい』がキーワードなんだよ』

一般塾生、受験生、チビッコ
様々な世代が揃う今日の画塾風景でした。