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Posted by チェスト at

2020年01月09日

2020ご挨拶と2019_下半期出来事

2020top

引き続き、2019年度の話を。
2019上半期の記事はこちら

7〜9月
◆大雨洪水。鹿児島市でも一部地域で崖崩れによる市電運休など。
 他県の卒塾生さんから心配のご連絡をいただきありがとうございました。

◆レジェンド塾生・琢磨くん来訪(ムサビ空間演出デザイン学科卒)
「アラサーになってしまいました…」が第一声だった琢磨くん。
「安心せい、三十路も人間じゃ!」よくわからない言葉で激励。…安心せい小童、人生は長いのじゃ。
柔らかでコミカルな語り口が後輩達に人気の彼ですが、人生の折々で過酷な試練を乗り越えてきたゆえの佇まい。…ようやく自分の感性・特技に合った仕事に携わり、認められ。イキイキしていました。
たくまくん
▲琢磨くんを囲んで。かつて彼の犬苦手をその愛らしさで克服させた看板犬チイコさんは2020年で14歳になります。

同日、京都精華大油画科2年の春恵ちゃんからレポートに関する質問の電話。
第一声が「神様って『普段』どこにいると思いますか?」で、、正直面食らいましたが…話を聞いてみると『受胎告知』の絵画から生じた疑問に対する自分の考えの根拠を明確にしたい故の質問で。「そういうネタは大好物!」な博識の論客・琢磨くんと共に、スピーカーフォンでああでもない、こうでもない…と楽しい議論をしました。
春恵ちゃん2019春
▲写真は春に訪れてくれた時のもの。フィルム写真(暗室作業)やピンホールカメラほか、シルクスクリーンや版画作品などを見せてくれました。

個人的に版画にハマりそう…と思っていたのですが初志貫徹で洋画の道に。
版画の先生に「なんでこっちに来ないの?」と問われた際、「全部、学びたいんです!」と答えたところ「…死ぬぞ!」と苦笑まじりに言われたそうで。在塾時いつもリュックにホメロスの叙事詩を携え(しかも頭に入っている)、博学ながら謙虚で今も変わらず何事にも真摯に取り組む彼女が、かの地でも愛されている様が伝わってきました。

2年生前期では、グリザイユ描法で人物を描いたり、土から絵具を作り「自画像」「皮膚」をテーマに絵を描いたり…と面白い取組みをしていました。今後洋画の専門的なお話を聞くのが楽しみ。

◆美大受験漫画『ブルー・ピリオド』ブーム。現在6巻(2020 1月現在)。
 はまった方、そうでなくとも下記記事はおすすめ(全3ページ)。(藝大・作家志望の方には厳しい話も含まれています)
 「美大は“絵で食べる方法”を教えてくれない」 漫画『ブルーピリオド』作者と完売画家が考える“美術で生きる術” (1/3)

◆和沙ちゃん、ネコさんとの出会い
木曜夜の部来塾予定の和沙ちゃんが一向に来ない…心配していたところ、ようやく現れた彼女は泥だらけ。いつも背負っているリュックを両手に大事そうに抱えていました。「ネコ…拾って。」リュックの中を覗くと小さい可愛らしいネコさんが…。
画塾の座布団に包まれる猫さん

朝の通学時に駅の片隅に見つけた、びっこを引く痩せた子猫が夕方の帰り道にもおり。背中には他の動物に噛まれた傷。…とてもこのまま置いてはいけないと。
警戒して逃げた猫さんとの追いかけっこで泥だらけに。お腹が空いているはず、と子猫用のごはんを入手しての来塾。ネコさん最初は警戒心からじっと伺っている様子でしたが…しばらくのち、勢いよく水を飲み、食べはじめ。和沙ちゃんの膝で眠ってしまいました。
その間彼女は、友人達にLINEで飼うことができる人がいないか相談。『まずは獣医さんに診てもらったほうがいい』という現実的なアドバイスから、茶化すような無邪気なコメントまで…。通知が来ては「う〜…」と唸り。必死に忙しく動く指先を見ながら、どうしたものか…と自分のつてに考えを巡らせ。塾生さん達も背中で『どうするんだろ…』と気が気でない様子。

事前に本人から連絡をうけ、かたい表情で迎えに来られたお母様と和沙ちゃん共に、たくさんお話をしました。
「『拾った者の責任』として、あなたは明日、獣医さんにその子を診てもらいなさい。」気持ちはわかるけれど、命の責任をどこまで捉えているか。その覚悟を持って手を差し伸べたのか。
ピリッとした空気の中・・・フゥ、と息をついたお母様が「…私も本当は、動物が大好きなんです」困ったように微笑まれる姿が印象的でした(これまでになくしょんぼり・ちっこくなった和沙ちゃんの姿も)。
美術の夏期講習期間を休み、猫さんの健康が回復するまで様子を見ながら飼い主になってくれる方を探す…、というお話でその日はお開きに。

私は会話の折々で『ウチで一旦預かってはどうか』という提案をしたくてたまらない目線を何度もスタッフに送り続け…あとで叱られました。。

その後、和沙ちゃんは徐々に回復してきたネコさんの様子を写真とともにしらせてくれて。彼女が動物を大好きなエピソードを以前から聞いていただけに『これはもう、離れがたいよなぁ…』。複雑な気持ちでした。
それから数ヶ月ぶりに来塾した彼女に一言目「…ネコちゃん、どうなった?」聞くと、「ウチの子になりました!」と。 名前はハチさん。
回復してきた猫さん。
夏期講習を休み、かなりの焦りが生じるのでは…とも心配しましたが「遅れたぶんは、自分で取り返します!」力強く言い切った彼女はいま油画の道に進むべく奮闘中。モリモリ力をつけています。

◆ムサビ日本画学科1年生となった馬場ちゃん来訪。
ムサビ日本画学科の馬場ちゃん2019夏
 卒塾後、約半年ぶりの再会。画力や感性の幅が益々広がり、充実した日々を送っているなぁ…と感じられる会話&笑顔が眩しく、嬉しかった。帰り際のハイタッチで互いの気合による遠心力!の衝撃でジ〜ン…と。手の痺れに笑い合ったのでした。ウム、頼もしい!!

◆ロリータファッションモデルさん描画。
ロリータファッションのモデルさん。
卒塾生で一般塾生さんでもあるカナちゃん、ロリータファッション・ラストステージ。(2019夏・ロリータ卒業)
まつだちゃん念願のロリータモデルさん描画でもありました。
ロリータさんクロッキー
クロッキー数セットのち、各自着彩で描き進めました。
ロリータさん着彩
後半は参加してくれた山下くんオススメの紙を皆で試すなど。…ロリータさんも共に興味津々なのが微笑ましい。
皆で紙の実験中。

◆夏期AO入試
◆あいちトリエンナーレ
 『表現の不自由展』がクローズアップされ政治が介入。補助金全額不交付の撤回を求め東京藝大・京都文化庁への抗議デモ、美大生や美大教授らの抗議・署名など。展示を実際に見ていない人間ゆえ多くは語れませんが、変化し続けた展示のありよう、国際フォーラム、作家さんたち自身が電話対応するJアート コールセンター…。多くのことを考えさせられ、学ぶ契機となりました。卒塾生間でも敏感に反応する子(意識し自分なりの考えを述べる,調べる 等)、関心がない子…と分かれた印象。私個人としては…今後の若人達の未来に危機感を持ち署名をしました。集めた記事や資料を整理しつつ、今年届くであろう図録を見て考え、また塾生さん達と話したいと思います。

◆CG系専門学校に入学した子も。卒塾生で京都精華大学プロダクト卒のTくん、Kくん。二人とも頑張ってるかな。

◆2020年4月からはじまる『高等教育の修学支援新制度』給付型奨学金 支援対象校発表
 大学、短大、高等専門学校、専門学校での学びの支援制度[高等教育の修学支援新制度(授業料減免・給付型奨学金)]
 対象:2020年4月進学希望の高3生〜2浪・高認試験合格者,在学中の大学生
 ※2020年度進学・進級予定者の、進学・進級前の申込受付は終了も進学・進級後でも申込み可能
 ※進学・在学校が2019年9月以降発表の支援対象校である必要あり
◎高等教育の修学支援新制度 とは(文部科学省HP)
自らが対象となるかは[奨学金の制度(給付型)/独立行政法人 日本学生支援機構HP]内、『進学資金シュミレーター』でお早めの確認を。


◆京都造形芸術大学 開学30年を機に『京都芸術大学』に改称発表も…京都市立芸術大学との訴訟に。
 ▽手羽氏記事の後半で詳しく記されています
 [2019年の手羽が気になった美術系大学の出来事ベスト3発表!!]
 京都市立芸術大学は『明治13年(1880年)に創設された京都府画学校を起源とする公立の芸術系大学としては全国でもっとも長い歴史をもつ大学/大学HPより』。2023年京都駅東側に移転整備されます。
[後日談]2020年4月1日に『京都芸術大学』に改称され当日特設サイトがアップされました。

◆南日本ジュニア展(inoくん入選、花香さん特選、和沙さん昴賞・優秀賞)

◆女子美大メディアアート専攻3年・ヒナちゃんから映像関連レポート
昨年ヒナちゃんが訪れてくれた際、映像制作に興味を持っていた高校生にいろんな話をしてくれて。「是非あの子に見せてあげてほしい」と自身の体験・見聞をまとめたレポートを送ってくれました。
『自分のために』送ってくれたことに「本当ですか…?」と目を丸くした高校生のリアクションが印象的でした。
自身の利害ではなく、得た知識を後輩に惜しみなく伝えてあげたい…!というヒナちゃんの思いがこもったレポートは、他の進路を目指す子や同期の子らにとっても、大事な話が詰まっていて。胸が熱くなりました。本当にありがとう。

◆麻菜さんアニメ制作会社試験
画塾屋上にて。
▲資料写真撮影に塾生さんたちにご協力いただき皆で屋上へ。…なんだか青春ぽいぞ。。

麻菜さん就活に向けてのやりとりに、現在東京でアニメーターとして頑張っているSくんにアドバイスを求めるなど。自分が知らない分野の話を尋ねられる相手がいることのありがたさをしみじみと。もちろん『現場』にいることは楽しいばかりでは済まされない厳しさも切なく聞きました。


10〜12月
◆11月15日、画塾15周年!
 なにかしたい、とも思いましたが…スタッフも少人数の当塾。デザインの仕事もあり、受験生はそれどころでなく。結果、一日一日こうして日々を積み重ねてゆくことこそが大事なのだ…と、いつものようにその日を終えたのでした。

◆かごしま市民アートフェア。中3・inoくんがジュニア大賞を受賞。
 まつちゃん、ふじみちゃん、睦実さんも出展。
市民アートフェア・inoくん表彰式

◆私事ですが…2018年5月は100歳の祖母が。2019年11月には94歳の祖父が天に召されました。
 矍鑠と生き続けてくれた、大恩あるふたりです。
 10月後半〜11月一杯、母は宮崎に常駐し、私は毎週末鹿児島・宮崎間を往復する日々でした。

◆塾生さん間リレー漫画企画。
 漫画・イラストを描くのが好きな子が多いこともあり、スキマ時間でできる企画として発案。
『お題』に対し、自分の持っていきたいストーリー展開に相手を巻き込むか、相手の意図を汲み取り調子を合わせるか…相互の化学反応で生まれる新たな展開を楽しむか。
…発案当初は意図していませんでしたが『文脈』や『相手の意図』を読む力、活かす力、カメラワーク等演出を考える力&実際にそれを描ける画力。語彙や漢字力が鍛えられる企画となりました。ご好評につき継続中。〈こちらから閲覧できます〉
誰がどこを描いているか分かると面白さ増…ゆえ、それが分かる見せ方の工夫を今後したいなと。

◆秋田公立美術大学4年Mちゃん来訪。
卒業制作のコンセプトボードのデザイン等のアドバイスなど。今回は上品な紅色の髪の毛で登場(写真撮り忘れ…)。来春から鹿児島で働きます(デザイン業)。

◆姶良10号展に2019年2月に入塾された真弓・貴美子コンビ特選。おめでとう!!

◆高2となった音楽科の優愛ちゃん。志望校も決まり、ピアノの道に益々邁進しています。
 高校美術展に彫刻模刻のオマージュで挑んだ、美術科の花香ちゃんと共に音楽と美術の共通性などを話題にしました。

◆せんだちゃん・愛息子くん来訪
せんだちゃんと愛息子くん。
変わらぬ向上心、これまで重ねてきた学びや経験ゆえの見識に「やっぱりせんだちゃんだなぁ…」しみじみ感じた嬉しい再会。坊ちゃんも健やかに成長していました。
『こどもは未来からのあずかりもの』…とても素敵な言葉も教えてくれました。

さて、締めは恒例の塾生みなさまの作品をご紹介。
(大きな画像で閲覧したい際はいづろ画塾ギャラリーページへ)
大学受験生のまつちゃん。
▲大学受験生のまつちゃん。たくさんの話、やりとり、奮闘を重ねてここまできました。
 昨年末も話したように、自身の選択した進路に誇りを持って挑んでください。キミはできる。

中3の3名。
▲中3のinoくん・ふじみちゃん・ARくん。
 実技試験対策が必要な高校を受けるのはARくんのみ、という当塾にとって若干珍しい展開…も、みな『創作』で生きてゆきたい夢を抱く子たち。各々が選んだ進路でその先の夢を掴み取れるよう、エールを送ります。

2019高校2年生
▲高2の晴華さん、花香さん、雪乃さん、唯央さん。
 いよいよ新高校3年生。志望校が決まっている子はより高みを目指し、未定の子は望む進路をしっかり模索していこう。

2019高校1年生
▲高1の和沙さん、南那さん、美月さん、凪沙さん
 今後も幅広くたくさん描き、創り。自分の感性や技術の引き出しを増やしていきましょう。

2019専門学校2年生
▲専門学校生の遥貴さん、麻菜さん。
 ふたりとも内定おめでとう。遥貴さんはデザインの道へ、麻菜さんはアニメーションの道へ。
希んだ新たな道へ進んだ、今後のふたりと再会したらどんな会話をするだろう。とても楽しみです。

2019一般・美佐子さん,ゆかさん,久美子さん
▲一般塾生の美佐子さん、ゆかさん、久美子さん。
熟練チームのお三方。ゆかさんは春から勤務地が宮崎に。新天地・ファイトです!
久美子さんは30号、じっくり仕上げていきましょうね。

2019一般・Epiさん,睦実さん,Ariさん
▲Epiさん、睦美さん、Ariさん。

一般・カナちゃん,真弓さん,貴美子さん
▲カナちゃん、真弓さん、貴美子さん。

一般・理々香ちゃん,寧々さん,祐貴さん
▲理々香ちゃん、寧々さん、祐貴さん。
理々香ちゃんは間もなくセンター試験ですね。応援しています!

ゆうかちゃん卒塾。
▲2019末で卒塾のゆうかちゃん。塾生さん皆に妹のように可愛がられていました。今後はテニスの道にさらに邁進。ファイト!

こうしている間にも日々出来事が…。。
ありがたいことに昨年入塾された方も多く(当塾において、ですが)、今年も忙しくなりそうです。  

Posted by いづろ画塾 at 15:16Comments(0)日々塾生作品塾生卒塾生

2020年01月03日

2020ご挨拶と2019_上半期出来事

2020top

はや2020。今年もよろしくお願いいたします。

昨年の出来事を振り返ると…(一向にカタチにできておりませんが)毎年のことながら、なんとも密度ある日々だったなぁと感じるところです。重複する出来事はなく、毎年異なる出来事・出会いがあり。
今回は駆け足で画塾の2019年を振り返りつつ記したいと思います。抜粋・ショートカット…といえども相当長くなりますのでご容赦くださいませ。

1〜3月
◆山下くん型取りリベンジ
 京都造形芸大こども芸術学科卒・山下くんが型取りのリベンジに来訪。
以前訪れてくれた際、型取り用材が古かったためか一向に固まらず(お迎えや交通機関の都合から、ひとりまたひとり…帰って行ってしまった)それをずっと気にしていたようです(なんだか申し訳ない…)

山下くん型取り2018
↑2018年4月の型取りレクチャー。…固まらない。

今回は新素材・絶対安心との『かたとーる』使用も…最初は説明に時間を取られ(すまん)型取り材が固まってしまい…。材料量の関係上、[手を型取る班]・[指先をかたどる班]に分けました。
シリコン製のバケツに5人が手を入れ型取り(+1名はダンボールの箱にて)。ギュウギュウの状態でしたが…型取り材が固まる間しりとりをしたりと、世代の違う塾生さん同士の交流が生まれほっこり。

山下くん型取りリベンジ

型に石膏を流し入れ固まるのに1時間ほど待ち、取り出したものは…
手の皺や爪先の再現、という細やかな『型取り体験』に感動するも、指先の欠損(石膏の回し入れを忘れてた)、取り出しの際に折れてしまったりと(木工用ボンドでくっつきました)…仕上がりはなかなかのものでしたが…参加した彼らは『これから創る』ひとたち。
人の知識と技術によって『完璧に』仕上げてもらったものを得て満足するのではなく、『今度は自分でやってみよう!』と思ってくれたらいいな、という私の思いに於いては、完璧なレクチャーでした。ありがとうね。
型取りした手たち。
↑左から…「指先がワープしたみたい」と笑ったinoくん,待ち時間に『折れた指で積み木』をはじめた馬場ちゃん,しげしげと『15歳の自分の手の複製』を見つめるNくん,着色してよりリアルに仕上げたゆかさん。皆楽しんでくれました。

[余談』
唯一『完全な手の型取り』に成功したNくん、家に持ち帰り『これは大事にせねば!』と密封式容器に保管したところ…数日後カビが生えたそうです(お母様談・笑)。石膏は完全に乾燥するまで時間がかかります。…これもまた経験!!


◆手羽さんブログに…いづろ画塾が。
 『手羽イチロウ』さんは美大愛好家として美大関連記事を多く書かれている方です。(ムサビの広報の方なのかな?とずっと思っていたのですが…どうも違うような。ムサビのデザインラウンジや新学科設立に貢献された方。書籍『ムサビ日記』監修などでも有名。)
手羽美術大学

この方のブログでは近年の美大の動向、また、受験期間、関東圏の美大を地方から受験する方向けに交通事情ほか有用な記事を多く書いてくださっています。もちろん現役美大生にとっても読むべき記事は多いです。例年、必要記事をピップアップしては塾生さん個々にメール等で共有を行なっていました(オススメ記事をリスト化したい野望はあるのですが…更新頻度の早さについていけず…申し訳ない)。

 ▼ともあれ美大受験志望の方・美大生さんは手羽さんの記事はチェックしておいた方が良いです。自主的情報収集力は大事。(twitter,facebookもやっておられます)
 ◎手羽美術大学

そもそも手羽氏が鹿児島を訪問されたのは、霧島アートの森(県立野外美術館)で当時開催中だった『森本千絵×中島信也〈森の中〉展〜広告づくりの頭の中はアートの森〜』のためでした。▼
【二人の根っことは】森本千絵×中島信也〈森の中〉展〜広告づくりの頭の中はアートの森〜に行ってきた
(両名ムサビ視覚伝達デザイン学科卒で客員教授とのこと。)当時この記事は拝読していたのですが…。

 ▼下記、いづろ画塾掲載記事(前半は栗野町・湧水町・霧島市・鹿児島市観光満喫が微笑ましい→いづろ画塾→仙巌園・西郷公園(2018大河ドラマ西郷どん、という構成)。卒塾生は画塾のドアを懐かしく見ていただきたく。
 ◎【飛行機雲の街】今最も熱い鹿児島を堪能してきた

記事は2017年7月のもので、私がその存在に気付いたのは…2年後の2019年1月でした。。まさか『あの』手羽氏が画塾のドア前まで来られていたとは…!と大量に冷や汗をかきました(当日は休塾日でお会いできず。3Fで実は仕事してたのですが…)。時間が空きすぎたものの、これはご挨拶しておかねば…とご連絡しました。
記事中でいづろ画塾を『恐らく鹿児島で唯一の美術研究所』とご紹介いただいていますがその訂正も。私の知る限りですが、鹿児島市には美大予備校として『カルミア美術研究所』さん、『アトリエ松山』さんがいらっしゃいます。(見学に来られた方には概ねお伝えしている情報です。)


◆ゆかさん職場で漫画デビュー
 職場で「絵を描いてるんだってネ!」と広報物用に頼まれた漫画を(締め切り前に風邪をひくアクシデントもある中)頑張って仕上げられました。熱で意識が朦朧としながらも必死にPCで着色・セリフ入れをする彼女の横でお手伝い。…漫画家さんのアシスタント気分を味わわせて頂きました。
ほか、Illustratorやロゴの作り方を少々伝授させていただいたた社会人塾生Mさんはご友人のお店の看板ロゴを依頼されたり。
腕を上げたことで制作の仕事を依頼される嬉しさを共有する反面…自分の首を絞めているような気も少々(苦笑…いづろ画塾の母体・3Fのグラフィスは広告デザイン制作会社なので)。それを超えるプロでありたいなと。


◆長岡造形大学_青山ちゃん,ざわちゃん卒業制作展&『1_WALL展』
 松陽高校美術科卒のふたり。高校受験の際に通ってくれていた彼女たちが大学卒業…いやはや。『松陽5人組』として時々訪れてくれた彼ら。…塾長も大好きな子たちです。
青ちゃん・ざわちゃん卒業制作
↑本人達によるtweetをリツイート。こういう卒制アプローチ(宣伝)が昨今増えていますね。

大学卒業後、東京のデザイン会社に就職し頑張っている青山さんは『1_WALL展』の一次選考に通過しました。惜しくも漏れた最終選考に昨年に続き残っていたのは…女子美大ビジュアルデザイン学科の河村真奈美さん。デザイン制作会社に就職。
河村真奈美さん。
彼女は当ブログ記事
進路、とは
遊び心全開!カメラあそび
登場のKちゃん。女子美大からの広報物・表紙デザインに彼女の名や写真を見つけては、胸があたたかくなったものです。


◆京都工芸繊維大学に建臣くん合格
 当塾からは初めての同校への合格者。2度目の挑戦&これまで同校合格に至らなかった子らの顔を思い浮かべ…今度こそ!という思いもありました。『対策できないような試験を出す』とされる京都工芸繊維大学。二次試験では学科もあるため、限られた少ない回数での実技対策はなかなかの密度でした。
彼には受験前も入学後も、何度か『なぜ、京都工芸繊維大学に行きたかったの?』という質問をしました。
国立であること、デザイン性を重視した建築を学べること、京都の建築物が好きであること…等々。

1年次前期の学び・成果から『デザイン専攻』『建築専攻』に選べる進路が別れるようです。無事希望した『建築専攻』に進むことができました。
前期はデザイン分野・建築分野の合同実習の日々に「建築ロスっす…」と弱っていた彼に、偶然見つけた京都造形芸大での安藤忠雄氏の講演を伝えたところ「絶対行く…!(這ってでも)」と。講演は大変得るものが大きかったようです。
『工繊(コーセン)』というのが略語のようで。彼の校名の呼び方が入学後、『工繊』に変わったのが印象的でした。


◆ムサビ日本画学科へ向かう馬場ちゃんの送り出し。
 いつもの記念写真じゃつまらないなぁ…と、多重露光写真にて。(写真はさらに加工したもの)
多重露光写真
彼女の受験については…いろんな思いがありました。同校・同学科の『先輩』である濵田千晴さんとの出会いをセッティングできたこと・久木田さんとの出会い…、また私が一番こだわっていた(或いは捕らわれていた)のは、3年前にタマビ統合デザイン学科へ送り出したYちゃんとのやりとり。
毎年「この子たちを送り出したら、もう終わってもいい」と考えている自分がいます。

本来塾生さんに話すべきではないのですが、彼女は『そんなことを話してしまう』印象の子で。つい私は弱音を言いました。当時のYちゃん高校3年生。馬場ちゃんは高校1年生。
「馬場ちゃんがいるじゃないですか!」無邪気に返された言葉でしたが…私には呪縛のようなことばでもあり。勿論その後、共に制作や受験対策を続ける中で彼女のたくさんの可能性を感じ。共に走り続けることができた。
合格の報を連絡してくれた馬場ちゃんに、いちばんに伝えたエピソードでした。

◆Nくん、中学校卒業式で黒板ジャック。
中学生卒業式。
↑Nクン画(マルは卒業生たちが個人個人で書くスペース)。右は鳥を愛する和沙ちゃん画。
なぜ卒業生(送られる側)がサプライズを…?という疑問が少々ありましたが…。画像は2月にテールベルトを下地に塗ったミニチュアにパステルでシュミレーションしたもの。当日は無事成功したとのこと。和沙ちゃんは卒業文集の表紙を務めました。

◆念願の地・草津温泉で湯治中のくらりんからメール。
くらりんin草津温泉
 くらりん、こと凛太郎くんは京都造形芸術大学キャラクターデザイン学科ゲーム専攻3年生。…んが、湯治&草津が念願の地、という渋すぎるチョイス。
当時3月、私共は年度末の仕事で朦朧としていたため「いいなー、いいなぁ…」とスタッフ皆で天を仰ぎ連呼。…しかしふと送ってくれた近況にほっこりしたのでした。

2019年にゲームジャム、なるイベントに参加しディレクターを務めたゲームが高評価を得たとのこと。
▼下記記事内に【電撃オンライン】【ファミ通.com】の紹介記事へのリンクあり
【京造インタビュー記事】https://www.kyoto-art.ac.jp/production/?p=104464

『ゲームジャム』とは「ハッカソン」のゲーム版。
(文中より省略抜粋)ハッカソンとはIT関連企画としてプログラマーを集めて、制限時間内で社会に役立つ技術を開発しようというイベント。エンジニアリング用語のハックとマラソンを足した造語。

ゲームジャムもこれと同じで、48時間以内に企画・デザイン・サウンド全てを含めてコンピュータ上で動作するゲームを作るコンテスト。
ビットサミット(日本最大級インディーズゲームの祭典)が京都で開催される関係で、京都=学生の町、歴史文化と最新テクノロジーの混在する町、任天堂のお膝元…からビットサミット運営が関西の大学や専門学校に呼び掛けゲームジャムを行なうことに。

参加6校/立命館大学、京都精華大学、大阪電通大、京都コンピュータ学院、ECCコンピュータ専門学校、京都造形芸術大学。その中でゲームデザインやアート、プログラムに興味のある学生たちをシャッフルし、いくつかのチームを作ってそこで出来を競い合う。


ゲームジャムの件は夏にインターンで東京に向かう新幹線車中の当人からご連絡いただきました。
東京の子らとも連絡とれるといいね、と言うと「1dayインターンだから東京同窓会は難しそうです…」とのこと、同期の皆もインターンや就活・卒制の時期になったかぁ…、と時の流れの速さをしみじみ感じます。

◆美佐子さん山引退宣言→のち、撤回(10月ごろ)。
 健康上の問題から一時引退宣言が出ましたが、回復後の「私から山をとったらどーするのよ~!」復活宣言は嬉しかった。
彼女は登山ファンにはかなりの難所の山々を、2018年には富士山を0合目から踏破(5合目まではバスで行けるのですが…)。
美佐子さん撮影、富士山の御来光
山頂からの御来光(日の出)の写真を見せていただいた際、思わず皆でモニタに手を合わせた話を聞いた工繊大の建臣くん、「自分もいつか行きたい!」と。…こうして若い世代の『のぞみ』の引き出しが増えるのも嬉しいこと。
 ほかにも高山の植物、切り立った崖を『練習に』登った話、熊と遭遇した話…とエピソードは数知れず。歴代塾生さん間でも有名人の美佐子さん。手作り味噌のお話の際は「味噌って自分で作れるんですか!?」目を丸くした高校生のリアクションも印象的でした。
大家さん&画塾きっての『山ガール』の復活は嬉しく。でも呉々も無理はしないでくださいね。


◆ムサビ空間演出デザイン学科のrukaちゃん_19BOX展
 ヒョッコリ現れたrukaちゃんは、前年の銀髪から黒髪のショートカットになっていて。「あら可愛らしい!」と言ったところ「ちょっと前まで坊主だったんです!やっといいかんじに伸びてきて。」と。…オウ。
グループ展は彼女の1年上の先輩・タマビ統合デザイン学科のYちゃんが行なっているのを見て憧れ、「自分もいつかは…!」と思っていての今、とのこと。こういう『つながり』も、とても嬉しい。
ruka_19box

 ほか、当時大学入学を控えていた後輩にも様々なアドバイスをしてくれました。入学前は
SNSを利用し、在学生や同期入学になる子との交流・情報交換を行なったと。『ハッシュタグ・春からムサビ』(各校で女子美、タマビ…など校名は変わる)。
結果、『合う』ひととしか合わないようですが、これも現代ならではか…と。少々複雑な思いもありました。


◆神戸芸術工科大カコちゃん卒業制作。今は同大学の大学院で精力的にコンテンポラリージュエリー制作を頑張っています。
 2019伊丹国際クラフト展 ジュエリー 奨励賞(光陽社賞)おめでとう!!
▼Pinterest『下小野田 夏子』作品



◆濵田千晴さん大学院修了制作。優秀賞おめでとう!!
濵田千晴 修了制作『ひとつ、坩堝を世界にマーキング』
▲濵田千晴 『ひとつ、坩堝を世界にマーキング』|「平成30年度 第42回 東京五美術大連合卒業・修了制作展」photo by (c)TOKYO TENDER TABLE

▼こちらにも掲載されています
2019年平成30年度武蔵野美術大学大学院修士課程日本画コース2年次作品展/作家紹介ページ

▼Pinterest『濵田千晴』作品



◆ムサビ芸術文化学科卒・紗季ちゃんデザイン設計会社就職
 高校の同級生で同大学出身となった濵田・紗季コンビ。高校生の時は「いつか一緒になにかの展示ができたらいいね」、「雅号、どうする?」…という可愛らしい会話を交わしていた二人。
大学入学後はそれぞれの学びを深める道を歩み、大学院へ進学した濵田ちゃんは画業を深める道に。
紗季ちゃんは芸術文化学科で培った文章力、映像・広告制作、展示設営の知識と技術を生かしてTTT(トーキョー・テンダー・テーブル株式会社)に入社し素敵なプロジェクトをたくさん手がけています。
 ◎Glass Bulbs Story 〜「くらしにインテリア球根を Glass Bulbs」日本橋とやま館〜(2019.2.21終了)

濵田ちゃんの修了作品画像は紗季ちゃん撮影。『東京五美術大連合卒業・修了制作展』で展示された濵田ちゃんの作品画像を『ファイルストレージ』経由でたくさん送ってくれました(解像度の高いきれいな写真群、また改めて別記事にてご紹介します)。縦長の大画面を見上げる来場者の人々や、作品のディテールが伝わってくるクローズアップ写真の数々に、ちょっと現場へ見に行けたような気持ちになりました。本当にありがとう!
…卒塾生とのやりとりでファイルストレージ使用者が出ると、なんだか『大人になったなぁ…』と感じてしまうこの頃。

4〜6月
◆各校の入学式

◆貴美子さんの飼い猫の『つぅちゃん(常子さん)』
kimikoさん&inoくんによる『つぅちゃん』

一般塾生・貴美子さんがアクリルガッシュで飼い猫『つぅちゃん(常子さん)』を描かれた際、猫さんのゴージャスな佇まいに、漫画家志望・中3inoくんに「キミも描かぬかね…?」と。
ペン画+着彩で描きあげたのち「さて、この猫さんの飼い主さんはどんな方でしょう?そしてこのネコさんの名前は?」洞察力・想像力を試すような少しいじわるな質問でしたが、彼が答えた回答が…的確で。貴美子さんと共に「楽しみな子だねぇ」…としみじみ。
inoくん、漫画原稿仕上げ中。
▲inoくんはアナログ原稿(ペン入れ・スクリーントーン貼り)からデジタル漫画制作(タブレット端末)に移行した年でもありました。

◆みなみちゃん、ライトノベルの挿画を描いているとのこと
 通塾していた高校生の頃「自分は趣味として絵を描き続けたい。生業は別。…好きなことを一番贅沢に楽しむのってそういうことだと思う」という持論のもと、一般塾生として通っていた彼女。
今はイラストの仕事を外注で受けつつ「いつか本業で立ちたい!」と頑張っています。
のちに知ったことですが、画塾に来なくなってから鹿児島のデザイン系専門学校に通い、卒業していました。画塾で目標に向かって研鑽を積む同世代との様々な交流が少なからず影響を与えたのかな、と勝手ながら推察。…その選択が、良かった!と彼女が心から思える日が来るよう応援したいと思います。
ちなみに塾生さんで同校の彼女の後輩が2名。…不思議なご縁です。

◆睦実さん、ホルベインスカラシップのためのポートフォリオづくり
睦実さんと愛娘ちゃん。
 当ブログ記事『おはぎとドリアン』に登場した睦実さん。ホルベインスカラシップ(奨学生)になるためのポートフォリオづくりを行いました。
結果は残念でしたが…乳幼児を育てつつ『絵を描き続けたい!』という彼女の意志や行動力に、年若い他の塾生さん達が刺激を受けていました。

私は、『乳幼児を抱えるお母さんが気軽に扱える画材』がクレヨン系(みつろうクレヨン、おやさいクレヨンなど、赤ちゃんにそのまま触れて害のないもの)にかなり限られること…を実感しました。顔料には毒性があるものもあり、かつての『お母さん画家』さんたちはどうしていたのだろう、という興味も。
かたや、「母親は自分のことはさておき、育児に専念すべき」といった意見も聞こえてきそうですが…、確かに、お母さんは大変なお仕事。しかし様々なものごとの価値観が変化している『これから』は、そんな需要があるのも自然なことのようにも感じます。(大学院生時の濵田ちゃんが、男性の同級生が赤ちゃんを背負いながら制作していた、というお話も念頭に)…今回の彼女のエントリーが、その小さなきっかけの一つになればと祈念。

◆県美展 和沙さん&花香さん入選

◆南日本女流美術展入選(ゆかさん,和沙さん,花香さん)写真は画塾でのミニ表彰式の様子。
ゆかさん表彰式。

◆卒塾生のお父様 蝶の博物館の看板依頼

◆末永くん就職報告

1年間を凝縮すると…、その都度の思いや記憶が蘇り。
『なんという切り口で書き始めてしまったんだ…』と青くなることしきりですが、これもまた2019年の1年…でなく、上半期のこと(と書きながら震える思いですが…)。
そして、そんな切り口での展開を思いつかないくらい走り続けた日々が前年度までも連綿と続いてきました。

みんなとの道程が、誰かへのアドバイスのひとつになっていたり、その都度対応する自分を試されているような思いになったり。
毎年『これ』をできるかは…なんとも言えませんが、割愛してもなお、これほどのボリュームの日々を過ごさせていただいたことに感謝です。

しかしこれらは上半期(6月)の出来事。
し…下半期へ、、つづく。  

Posted by いづろ画塾 at 17:58Comments(0)日々塾生作品塾生卒塾生

2020年01月02日

2020展示情報

2020展示情報

2020年始、嬉しいことに卒塾生さん・塾生さん展示の機会が多く…今回は記事にすることにしました。
「私もやります!」という塾生・卒塾生さんは、いづろ画塾までご一報ください。

1つ目は濵田ちゃんこと、濵田千晴さん。
最近は『簡単に手がとどかないもの』をコンセプトに、仏教美術等も研究しています。
2019年に武蔵野美術大学大学の大学院を共に修了した脇野あやさんと2020年1月、二人展を行います。

《濵田 千晴》
濵田千晴 脇野あや 二人展

濵田千晴・脇野あや 二人展 “彼処”[会期終了]
2020/1/4〜12 12時-19時(最終日17時まで・会期中無休)
会場:東京九段耀画廊 https://www.yohgarou.com/
武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻日本画コース修了(両名 卒業制作・修了制作優秀賞)
気鋭の作家二人による展示。大学院修了から約1年。プロとしての今回の展示、楽しみです。
・濵田千晴 在廊予定日…1/4,5,6,11,12
・脇野あや 在廊予定日…1/8,10,12

濵田ちゃんの個展に関する当ブログ内記事はこちら。
 ◆濵田千晴 展(濵田千晴さん初個展!)
 ◆初個展おつかれさまでした。(濵田千晴 展レポート)

▼Pinterest『濵田千晴』作品



2つ目は馬場ちゃんこと、馬場梨里花さん。2019春に第一志望・武蔵野美術大学日本画学科に入学しました。
馬場さんはどちらかというと写実寄りでなく、彼女独特の面白い色遣い・世界観の持ち主。大学での日々を経てどんな画を描いているのか…とても楽しみです。藤本さんは馬場さん曰く『高い彩度の色彩で、自分と真逆のアプローチの絵を描く』とのこと。「だからこの二人で展示をするのは面白いと思ったんです」と。

《馬場 梨里花》
馬場梨里花 藤本恭子 二人展

二人展ーまろやかな水槽ー 馬場梨里花・藤本恭子[会期終了]
2020/1/28〜2/2 13時-19時(最終日18時まで)
会場:CLOUDS ART+COFFEE http://cloudsartcoffee.com/index.html
武蔵野美術大学日本画学科の馬場梨里花さん&藤本恭子さんによる二人展。
馬場ちゃん初の自主展示となります。…ファイト!

年度は違えど、武蔵野美術大学日本画学科の先輩・後輩にあたる濵田さんと馬場さん。
濵田さん大学院2年生・馬場さん高校2年生の2月に画塾で面識があり。共にイーゼルを並べて着物モデルさんを描きました。
馬場ちゃんmeets濵田ちゃん(with 睦実さん)についての当ブログ内記事はこちら。
 ◆画がつなぐ出会い~久木田泰子さま、ご家族への感謝に寄せて~

馬場梨里花 作品ページ(いづろ画塾ギャラリー)
馬場梨里花 作品ページ


3つ目は、牧田紗季ちゃん。
牧田紗季 アートのチカラ

《牧田 紗季》
アートのチカラ[会期終了]
2019/12/28(土)〜2020/1/7(火)
会場:伊勢丹新宿本店6階アートギャラリー(1/1休)
絵馬の展示は1/2〜|45名の作家が「青春」をテーマに絵札を描いた青春かるた。原画45点をかるたと共に販売。出品作家が制作した絵馬コーナーあり。

山本冬彦が推薦する若手作家小品展 Ⅵ[会期終了]
2020.2.6(木)〜2.15(土)11:30〜19:00(※日曜,最終日2/15は17:00まで) レセプション:2/8(土)17:30~
会場:ギャラリー枝香庵(えこうあん)|東京都中央区銀座3-3-12 銀座ビルディング7F
牧田さんほか、多様な作家作品が展示されます。お近くの方は是非。
詳細→https://www.share-art.jp/event/views/281479

牧田紗季 個展‘こころの奥には何がある’
牧田紗季 個展 2020
2020.4.17(金)〜4.26(日)5月8日(金)からの開催見込み
会場:s+arts(東京都港区六本木)
※日程がさらに変更になりました。ご注意ください

KENZAN2020
2020.6.25(木)〜6.29(月)11:00〜19:00
会場:東京芸術劇場

牧田さんは詩の挿画ほか、精力的に活動しています。
『こころの澱』を昇華させるような静謐・時に痛く…優しい世界観。

2013年 京都精華大学 芸術学部 造形学科 日本画コース 卒業
2015年 多摩美術大学大学院 修士課程 絵画専攻 日本画領域 修了
展示・受賞・掲載歴等はこちら(牧田紗季HPより)

▼活動は下記にて要チェックです。
HP https://mktsk.jimdo.com/
tumblr http://makitasaki.tumblr.com/
Instagram https://www.instagram.com/sakimakita

▼Pinterest『牧田 紗季』作品



現塾生・卒塾生も頑張っています。

【第23回 松陽芸術祭】
第23回 松陽芸術祭

[美術科・美術部,書道コース・書道部][会期終了]
2020/1/21〜26 9:00〜18:00(最終日15時まで)
会場:歴史資料センター黎明館 第1,2特別展示室

[音楽科卒業演奏会]
2020/2/1 12:00会場 12:30開演
会場:宝山ホール

美術科、今年は1階(高3)・2階(高1,2)で展開。
通塾時には中学3年生だった元気くんと佳歩ちゃんがポスターとDMを持参してくれました。はや高校3年生。当時の彼らが同じ空間で描いていた大学受験生のお兄さん・お姉さんは大学3年生に。各々の成長と時の流れの早さを感じ…感慨深い日でした。

彼らの後輩にあたる花香さんと和沙さんは時々チケット制で通塾しています。
高2 花香ちゃん 作品ページ(いづろ画塾ギャラリー)
花香 作品ページ

▼高1 和沙ちゃん 作品ページ(いづろ画塾ギャラリー)
和沙 作品ページ

【第18回 姶良10号美術展】[会期終了]
2020/1/17(金)~2/2(日)姶良市文化会館(加音ホールホワイエ)
9時〜17時(※火曜休館・初日は10時からの表彰式終了後より開館)
▼姶良10号美術展 詳細
http://www.city.aira.lg.jp/shakyo/kanko/bunka/bunkajigyo/10go.html

一般塾生の貴美子さんと真弓さんが[特選]受賞。おめでとうございます!

真弓さんは自由なスタイルで抽象的な絵を描かれます。“真弓節”ともいえるユーモラスかつ哲学的な語り口が魅力。
一般 真弓さん 作品ページ(いづろ画塾ギャラリー)
真弓さん 作品ページ


いつも朗らかな笑顔で場をなごましてくださる貴美子さんは年明けから目の手術。快癒を願っております。
一般 貴美子さん 作品ページ(いづろ画塾ギャラリー)
貴美子さん 作品ページ


前半展示は東京に集中しているので、見に行くことがなかなか難しいのが悲しいですが…。
東京近郊の卒塾生さんや所縁の方、偶然このページを見て「お、気になるぞ」と足をお運びいただけたなら幸いです。  


Posted by いづろ画塾 at 10:00Comments(0)塾生作品卒塾生

2019年01月04日

2019年のご挨拶

あけましておめでとうございます。
2019年も地道に一歩ずつ。みなさまと共に歩んでいけたら幸いです。

2019年新年のご挨拶

▲本年度のいづろ画塾(&グラフィス)年賀状。
2018年はスプレーにハマる塾生さん、スプレーアートに取り組む卒塾生…と一部でスプレーが流行したこともあり、年賀状はスプレーを使って制作してみました。どうやって作ったのか想像してくれると、ちょっと嬉しいです。


少人数ながらも今年11月には15歳になるいづろ画塾です。
個性溢れる塾生・卒塾生みなさんのお陰で、久々に来塾した方に近況をお話しするたび
『ここはいつ来ても何かが起こってて、飽きないですね~!』と笑われるのは…喜んでいいことなのだと思います。

受験生はいよいよですね。
体調管理に気をつけて、気合い入れていきましょう!!

ななこさん、建臣クン作品
▲中学生の頃通ってくれていたななこちゃんは塾長の話題を共有できる子のひとり。所作や言動がだいぶ大人っぽくなりました。
 出身高校の後輩でもある建臣くんはド根性と冷静な分析力の持ち主。


和沙さん、真央クン作品
▲繊細な表現から大胆な着彩、立体…多様な表現を楽しみ取り組む和沙ちゃんもいよいよ受験生。
 最近の入塾なれどガッツと集中力が魅力の真央クン。


梨里花さん、制作風景とデッサン
▲梨里花さん人物頭像制作風景(パステルで顔色をナチュラルにしているところ)&デッサン。人物頭像についてはまた今度…。

いち早く自己推薦入試で合格したのは梨里花さん。
高2の頃から徐々に希望進路として思いを強くしていた武蔵野美術大学日本画学科へ進学します。
本人が専願していたこと、また本年度の日本画学科は一般・センター利用入試定員数が減り、推薦の定員数が増えたことから11月が本番でした。自己推薦入試は1次審査通過後2次審査…というながれで、ポートフォリオ制作・実技(鉛筆デッサン)・面接対策の日々…。この頃のお話にもドラマがありましたがまた今度(すみません、いつか本当に書きます…というネタが溜まってます)。今後も油断せず、自分の感性・技術の引き出しを増やしていこうネ。

年度・学校によって入試方法の定員数が変わることがあります。志望校が決まっている学生さんは要チェックです。

センター試験から大学入学共通テストへの移行や、AO入試が一部の私大にとって主流になっている(定員数を見る限り)現状もあり、入試内容も美大芸大のありようも変わっていく(問われている)過渡期のように感じています。

合格はもちろん目標のひとつですが入学後も道は続いていきます。
いろんな角度から考えること・ものの見方・捉え方、それを実際にアウトプットできる技術。
…それら『自分の引き出し』にストックしたものを自由に出し入れしたり、適宜味付けを変えてみたり
そんな柔軟さを得るには、いろんな経験を無駄と思わず楽しんで取り組める心の余裕(マイペース)は大切だと思います。…難しくとも。


2018年4月に新1年生になった面々も頑張っているようです。
 京都精華大学 油画科 春恵ちゃん
 武蔵野美術大学 空間演出デザイン学科 悠ちゃん
 大分県立芸術短期大学 美術科 美穂さん、デザイン科 綾香ちゃん
 鹿児島大学 教育学部美術 詩歩ちゃん
 鹿児島県立松陽高校美術科 花香ちゃん

画塾では受験生として頑張っていた子らが時々知らせてくれる大学での様子や課題(文章,画像,動画)は、後輩達が自分の進路について考えるうえでとてもありがたいです。勿論楽しいばかりの報告でなく、新たな場での懊悩や葛藤含めて。
時折胸が痛くなるものもありますが…時間を経て乗り越え、再び連絡をくれたときには嬉しかった。

大学生から届く便りは、一般塾生さんにとっては『美大生って日々どんな勉強をしているのか』。
卒塾生にとっては『他大学・他学科に進んだあの子はこんな学習をしているのか…』と刺激になったり。
公立大学では学びに地方色があったり、大学ごとに学べる英語以外の外国語の種類や数に大きな違いがあったりと、興味深いです。


さて話題は尽きませんが…締めに2018年の塾生さん作品・スナップなどをご紹介。

ゆかさん、久美子さん、美佐子さん作品
▲ゆかさん、久美子さん、美佐子さん。

睦実さん、まどかさん、まっちゃん
▲睦実さん、まどかさん、まっちゃん。
 睦実さんは…祝☆昨年11月にお母さんになりました! 落ち着いたら是非、お子さんとお越し下さいね。

晴華ちゃん、麻菜ちゃん、遥貴ちゃん作品
▲晴華ちゃん、麻菜ちゃん、遥貴ちゃん

Ariさん、Epimbiさん、Mさん
▲Ariさん、Epimbiさん、Mさん

花香ちゃん、翔太クン、絵万ちゃん
▲花香ちゃん、翔太クン、絵万ちゃん

カナちゃん、Yクン
▲カナちゃん日本画。
 右端は時折フラリと画塾にやってくる通称『手のヒト』、Yクンの個展会場から送られてきたスナップ。左からミホ、カナ、Y…山下。

カコちゃん、春恵ちゃん、Ariさん
▲久々に訪れてくれたカコちゃん(神戸芸術工科大学4年)は現在『コンテンポラリージュエリー』を制作しています。今春、大学院へ進学します。

下小野田 夏子さんの作品はこちらから↓(外部サイト:Pinterest)



さいごに…昨年9月は、塾長である父の五年祭でした。お電話くださった方々、ありがとうございます。
毎年命日に訪れてくれていた優愛ちゃんが着ていた制服は、松陽高校のもので。
画塾に通っていた頃以前からピアノをずっと頑張ってきて…音楽科に合格しました。
心からおめでとう。そして、ありがとうね。

優愛ちゃんと共に。
▲優愛ちゃんと共に。  

Posted by いづろ画塾 at 15:57Comments(0)日々塾生作品受験

2018年11月19日

『いづろ画塾ギャラリー』サイト

いづろ画塾ギャラリーサイトを公開します。

今年11月15日、いづろ画塾は14周年を迎えました。
様々な方々との出会い、わかれ、旅立ち、再会。
たくさんの集積が、新しく出会った方々やさまざまな年代の塾生さん・卒塾生とお話しする際の助けになっています。皆様に心より感謝の気持ちです。
これからもよろしくお願いいたします。

これを期に…というわけではありませんが
デジタルギャラリー『いづろ画塾ギャラリー』サイトを公開します。
塾生さん・卒塾生さんが日々生み出している多彩なジャンル・個性ある作品をお楽しみいただけると幸いです。

▼『いづろ画塾ギャラリーサイト』へのリンク
いづろ画塾ギャラリーサイトへのリンク


構成は大きく分けて2つ。
『作品ジャンル別』…画材別の様々な作品ページ
『人物別ページ』…長年通塾で作品数が多い方々の個別ページ

来塾日が異なる方同士が互いの作品に刺激を受けたり、昔の作品など懐かしく見て頂けたらと思います。
現在活躍、あるいは自分の作品の見せ方を模索している卒塾生たちの応援になれば…とも。

サイトはまだテスト段階。みなさんのご意見をお聞きしながら
これからも続く『いづろ画塾の日々』とともに、更新していきたいと考えています。  
[ Read more... ]



Posted by いづろ画塾 at 18:59Comments(0)日々塾生作品告知卒塾生アート

2015年02月13日

人物デッサン会★0207

人物デッサン会 2015年2月7日
「人物を、描きたい!」

希望の声が多いなか、時間が合えばスタッフにモデルになってもらったり、
塾生さん間でモデルを代わりばんこする等、人物クロッキーの場を設けていたのですが…

帰省中、タイミングよく遊びにきてくれたムサ美生・YSちゃんにモデルを依頼。
快い承諾を頂き、先日2月7日(土)、人物デッサン会を行うこととなりました。

芸術文化学科1年生のYSちゃんは、実技系の授業に一段落つき、「芸文科として、自分は今後何をしていくべきか?」という思索の真っ最中。
現在の画塾内の需要も勿論ありますが、これまでの『描く側』でない、『描かれる』対象としての“絵画モデル”体験も、なにかしら得るものがあるのでは…とも思った次第です。


…おととし2月の、今と同じく寒さ厳しい時期。当時受験生だったYSちゃんの、試験出立前日のことでした。
壁一面に貼っていた彼女の大量の作品群をはずして持たせようとした際、

『はずす前に、撮影してもいいですか? ・・・うわぁ、“YS展”だぁ…。』

構えたスマートフォンの画面を見つめ、呟いた彼女の姿が印象的でした。

・・・そして現在。

望んだ学校の合格を得、熟考し選んだ進路に至った彼女の、

「いろんな人が描く私が、どんな感じになるのか…楽しみに来ました!」とのことばに、

「…別の意味での“YS展”、…だねぇ。」

…そう返すと、彼女も当時のことを覚えていたようで。
思わず、ふふ、と笑い合う舞台裏でありました。


クロッキーのち、固定ポーズで休憩を挟みながらしっかりモデルを努めてくれました。
デッサン会風景20150207

「休憩後も服のしわがほとんど変わってなかった…スゴイですね」と、SYクン。
ずっと同じポーズで、視線に耐えるしんどさ。…体感した者には、ワカル筈。
といっても、人によって感覚は異なるようです。

YSちゃんの場合は、考え事をしたり
塾生さんの絵にアドバイスしている声に
『このあたりのことを言っているのかなー?』と想像しながら過ごしていたそうです。

モデルさんの最後のポーズ時間終了を告げるも、鉛筆の音がやまない中
『…もうちょっと、座りましょうか?』と言ってくれました。

講評の様子と、屋上での撮影
▲ 作品制作に悩んでいた高1・Yちゃんのために屋上での撮影にもつきあってくれました。

…折角の貴重な機会、質問タイムにしてみました。

『どうして芸術文化学科を選んだんですか?』
『どこに住んでるんですか?』
『なぜムサ美に行きたいと思ったんですか?』

質問にウ~ン、と眉をしかめ悩んだり、
クルッと大きな目を上に上げて考えながら話すモデルさん。
言葉のキャッチボールの中、時折笑いが起こる、和やかな場となりました。


先ほどまでぐっと引き結ばれていたモデルさんの口が、ふわりと開いて言葉を紡ぎ、笑む。
表情や発音とともに、額や、頬から顎のライン、
動作が混じれば肩から首のラインや、背骨を軸にした身体が次々変化します。

固定ポーズではわからなかった
「なぜこのような形状になっているのか(みえるのか)?」というところや
「関節や筋肉のつながり」が、みえてくる。

そうすると、描く側の『気持ち』も、変わってくる。
(どんな雰囲気の人物として、存在として感じ、自分はどんな絵にしようとしているのだろうか…?)


…グッと入り込んでいくと、
やはり『生身の』『ひと』と相対し、描いている。
そんな事実に、改めて気づきます。

そんなことを各々感じてくれたらいいな、と思いつつ。
ゆるやかに終えたデッサン会でした。

YSちゃん、モデル三昧の一日でしたね。
ありがとう。心から感謝しています。お疲れ様でした!

…さて、“YS展”開幕です。
YS展


Yちゃん作品,Oちゃん作品

<左>座っている椅子までしっかり描いた、高1Yちゃん
<右>モデルさんの凛々しい表情にグっと迫った、高2Oちゃん


Kさん,SYくん

<左>人物モデルを前にしてのデッサンは初めて、との新塾生、一般の部・Kさん。健闘しましたネ!
<右>人物描写の習熟を目指すSYクン。「収穫の多い1日でした!」とのこと。

Kくん作品

▲ ムサビ大通信2年生、Kくん。当日は鉛筆のみでしたが、後日もアクリルガッシュで描き続け、仕上げました。

Kくんは、受験生だったYSちゃんと共にイーゼルを並べ描いたこともありました。
同世代の受験生たちが各々の進路へ旅立ってのちも、大学の課題をコツコツとこなしながら描き・創りつづけ、他の学生さんにとっても、よき『画塾の憧れの先輩』となってくれました。

今春、東京へ旅立ちます。
新転地で、より大きな学びを得られることを願っています。
後輩諸君は、悔いなきよう、Kくんの描き方やものづくりの姿勢、しかと吸収しておいてね。
そして、別れを惜しんであげてください。…もちろん、またいつか会えるけれど。
連日のように在塾していたKくん。遠く離れてもここを、『第二のhome』のように思ってくれたら、と思います。

関東方面の卒塾生さんたち。
皆にも似た、謙虚で優しい頑張りやの、いづろの弟分です。
よろしくお願い致します。




松陽高校を目指して中学2年生から通塾してくれていたAちゃん・Nちゃん。
推薦入試、合格おめでとう。

長い日々があったからこそ、受験対策以外にも様々なことを体験してもらえたように思います。
一見回り道のような『それ』を重ねながらも得た、本年度の結果。…嬉しいです。
塾長や、私共とのこれまでの日々が、今後の創作のなかで、少しでも役立つこととなれば幸いです。

これまでの自分たちの頑張りの蓄積や、応援して下さったご家族の皆様、
そしてなにより『絵を描くことが、たまらなく好き!』というあなたたち自身の情熱が、最大の味方です。


受験前に訪れてくれた松陽高校1年生、Tちゃん&Sちゃんコンビ。
1年前は『松陽生になりたい!』と、互いに切磋琢磨し合いながら過ごしていた彼女達。
当時の必死な彼女達の背中を見てきた、受験生の後輩二人にエールを送ってくれました。
改めまして、激励のことば、ありがとう。

1月10日画塾風景
▲ 遊びにきたつもりが、流れでデッサンすることとなった松陽生と、
美術鑑賞の作文対策中、の中3コンビ(左下)。素敵な先輩後輩になってネ。



塾長と実際に会い、学ぶ機会のあったこどもたちをしかと送り出すことが私の使命…、と思い、できる限りのことを伝えたいと過ごしてきました。
しかし『とき』が流れるのはあまりに早く、常に出来事は起こります。
なんとか対応し続けてはいるものの、ただ、できる限りのことを…!と未だ走り続ける日々です。

新たな塾生さんとの出会いがあり、別れもあり。
レギュラーの嬉しい旅立ちを、すこし寂しく感じたり。
旅立った子が、大人の顔になって訪れてくれたり。

そして今なお、通い続けてくれる方々。
それぞれのご希望に添えるよう、精進するばかりです。

…日々はながれてゆきます。  


Posted by いづろ画塾 at 18:42Comments(0)日々塾生作品

2013年09月02日

天候不良、心は晴れ

jyun1
さあ、9月になりました。一昨日、昨日と雨模様の日々が続いています。
JR•カーフェリー利用者はお休みのちょっぴりさみしい画塾ですが、
京都圏美大第3段の強者が登場!
スケボー転倒による左手骨折、海老蔵状態の頭。 唖然です!
しかし、何故かキマッチャッテルのが、大笑いです。
jyun2

他の卒塾生同様、大学での健闘ぶりを思わせる作品画像を見せてくれました。
その調子で後期も高いテンションで取り組んで下さいネ。


受験までまだ時間のある中学2年生IwaサンYaサンは静物鉛筆デッサン。
1年後が楽しみな女子です。
来年受験のTaサンはちょっとハイレベルのモティーフ。
tyuugaku


これ又、高校1年のMuサンと都城から通うOoサンは自画像鉛筆デッサンでした。
期待感いっぱいの仕上がりでした。
jiga

一般Kaさんは霧島の高千穂河原の風景油彩画に先週からチャレンジ中!
kiri

もちろん先週のチビッコたちも元気いっぱいに、それぞれのワールドを創っていました。
tibi
kou

秋期AOは目前、最後の詰めをやっていきましょう!
situnai
  


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2013年06月17日

鳥たち完成!石膏像に悪戦苦闘!!

石膏集合

週末•週明けギャラリー

鳥たち完成!
  石膏像に悪戦苦闘!!

先週紹介した中学2年生のTクンのアクリル水彩も完成。
背景の黄色が様々な変化に富み、充実した作品になりました。
kamo

更に日本画学科を目指すMさんは、透明水彩による『キジ』の
徹底描き込みも、伊藤若冲の図録を傍らに気迫の作品になりました。
惜しむらくは、首の曲がりと,見せ場作りのための色とタッチのコントロール。
そして白を用いた空間づくりかと思います。
kiji

初心者組
石膏像、『ブルータス』『アリアス』組に分かれての
木炭・石膏デッサンです。

中学2年生AyaさんとNanaさんは初めての木炭デッサンです。
炭?、食パン?、ガーゼ?、手を使う?の状態のスタート!
ブルータスのもつ迫力に圧倒され、特にいかつい顔面に気を取られ、
ついつい大きくなってしまいます。
5枚、10枚、30枚…と色んな石膏像を描く中で『理解が生まれます』。
buru1

高校3年生のMariさんは3枚目のデッサンです。スタッフから手を
入れられつつの7時間経過の鉛筆ブルータスです。
さらに描き込んで、ボンヤリ感から抜け出し、石膏の質感に迫りましょう。
そして胸の奥行き感を出していきましょう。顔面もよりブルータスらしくネ。
buru2

『アリアス』チームは、入塾6ヵ月〜2ヵ月の高2〜既卒生の
Tくん、Mさん、Sさん、Yさんの各鉛筆デッサン、3時間目です。
ari1

『アリアス』の卒塾生の作品をいい機会ですから紹介しておきましょう。
ari2

ari3
2年から4年通ってくれた塾生の作品です。50枚〜70枚は
描いたでしょう。時間も木炭紙大サイズで20時間近くかかって描いた
様に記憶しています。

デッサン道のみちは長く険しい、しかし中盤にも述べましたが
『理解できる事が表現につながり、美術と言う広大なフィールドへ
と皆さんを導いてくれる!』事を信じて。

  


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2012年10月22日

はじめての……

油絵道具
はじめてのデッサン・油彩・平面構成

誰しも『はじめての体験』は、ワクワク、ドキドキするものです。
先週から今週にかけて、新塾生の初回デッサン。
塾長の手が多少入っておりますが…
鉛筆デッサン


小学5年生のKちゃん・6年生のNちゃん・中学2年生Y君の油彩初体験。
はじめての油絵1

はじめての油絵2

はじめての油絵3

大学受験生の年齢に比べ、まだまだ幼い彼らとはいえ、
デッサン・水彩の熟練者!
さすが!みんなの頭ナデナデの塾長でした。

はじめての平面構成
カラス口、溝引き、しっかり覚えましょうね。

2年前に卒塾していったMさんが1年半ぶりに来塾、
中高美術教諭志望から小学生教諭へシフトするとのこと。
児童美術の教育談義をまたやりましょうネ!

楽しみに待っています!  


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2012年02月17日

人物画作品

いづろ画塾_人物デッサン
一般塾生の方から、描いてみたいという要望のある人物画。
受験生たちは
志望校によっては人物デッサンが課せられるところがあります。

画塾で時々人物画講習を行っていますが、
そのために、モデルのご協力を様々な方々にお願いしています。
「はじめてのモデル体験!」 「自分を描いてもらうのは初めて!」
そんな方ばかりです。
塾生たちの真剣なまなざしを見て、皆さん快く協力してくださいます。

講習の後は合評会。
描く人それぞれの個性が表現されています。
塾生たちのデッサンや着彩をプリントして、モデルさんに差し上げると
大変喜んで頂けます。

今日はそのなかの作品の一部を公開します。
いづろ画塾_人物デッサン色々  


Posted by いづろ画塾 at 16:46Comments(0)塾生作品

2011年06月20日

紫陽花を描きました

紫陽花写生

一般の部の塾生Hさんが、
お庭に咲いていた紫陽花を是非描いてみたい、と
モチーフとして持参されました。

長い雨が続き、気持ちが落ち込んでしまいそうにもなりますが、
美しく、力強い紫陽花の花を眺めていると心が和みます。

友人同士でもあるHさんと、Jさんの透明水彩による紫陽花↓
Hさんのあじさいの絵  Jさんの紫陽花の絵

また、Hさんは後日、ガクアジサイも描かれました。
ガクアジサイの絵

四季ある日本なればこそ、それぞれの季節の美しさがあります。
ヒトにとっては憂鬱な雨模様も
紫陽花にとっては、いきいきと命輝く恵みの雨。
この季節ならではの美しい花にスタッフ一同、ココロ癒されました。

出来上がった絵は、水彩ならではの、淡い色の重なりが美しい
とても素敵な作品に仕上がりました。

受験生の塾生たちは、鉛筆デッサンで紫陽花を表現しようと奮闘中です。
一般の塾生の方々がいつも楽しんで絵を描かれる姿は
受験生たちの励みにもなっています。
人生の先輩たちから、たまに漏れ聞く体験談など、
学校ではなかなか聞くことの出来ない話がたくさんあります。
さりげなく若人たちを励まして下さる大人の塾生さんのやさしさに“感謝”です。  


Posted by いづろ画塾 at 14:07Comments(0)塾生作品

2010年11月21日

塾生"菜央さん"の創作冊子『Cotorilla No.1』

いづろ画塾の<一般の部>塾生、"菜央さん"が、
随筆や小説・エッセイ漫画など盛りだくさんの素敵な本、
『Cotorilla No.1』を発刊しました。

可愛らしいほのぼのとしたイラストと、
何度も推敲され、生み出された言葉たち…。
是非ともご一読し、"菜央さんワールド"に触れてみてください。
Cotorilla no.1表紙画像


ーーー Cotollira No.1/掲載作品 ーーー
1. しろくてまるいとりの話<随筆> サンプルを読む
2. 一人遊び劇場<エッセイ漫画> サンプルを読む
3. 東京研修<随筆> サンプルを読む
4. いのちの結論<独創>
5. プリマリランと金色の星<小説> サンプルを読む
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

<仕様>A5 カラー表紙・本文モノクロ84P 特典:ポストカード
 価格:700円(税込・送料込)
 ※いづろ画塾生は特別価格500円

本のご購入を希望される方は、お気軽にお問い合わせ下さい。
いづろ画塾での試読もできますよ。

菜央さんの<Cotollira>サイトはこちら。>メニューのフォームから購入できますよ☆  


Posted by いづろ画塾 at 10:18Comments(0)塾生作品

2010年09月25日

塾生作品が入賞しました!

第3回南日本ジュニア美術展及び、
第38回「自然保護作品展」にて、当塾生が入賞しました。
搬入日ぎりぎりまで試行錯誤しながら頑張っていましたね。おめでとう!

第3回南日本ジュニア美術展

17歳
入選/鹿児島実業高校 3年 タイトル『17歳』

私の中の私
入選/鹿児島松陽高校 1年 タイトル『私の中の私』


第38回「自然保護作品展」


特選/鹿児島樟南高校 2年  


Posted by いづろ画塾 at 19:07Comments(0)日々塾生作品