2013年03月28日

日本画へのいざない

画材
胡粉(ごふん)団子づくり

日本画にとって欠かせないのが胡粉です。
もちろん白としても使えますが、
日本画としてのしっとりとした肌合いを
かもし出してくれます。

ほとんどチューブ入りのものを使うことが多いのですが、
今期日本画に興味をもつ塾生が複数おり、夕刻から手作り胡粉を体験しました。
原材料は牡蠣(海のカキ)の貝殻を5年から10年野積みにして風化させ、
不純物をとり除いたものを砕いてつくられます。

画用胡粉を作る(作家によって色々な溶き方がありますが、その一例として…)

1)さらさらの胡粉を乳鉢に入れて、乳棒で摺りつぶします。 
乳鉢

2)目安として『かたくり粉』ほどのきめ細かさが良いようです。
きめ細かな

3)絵皿にとり、膠(にかわ)液を少量入れます。
 〈※三千本膠•粒膠•鹿膠から煮て溶かしたもですが、
   画材店ではボトル入りのものを売っています。〉
膠

4)指で混ぜ合わせ、ちょうど団子状になったところで、
  絵皿に約80回から100回程たたき付け、十分膠と馴染ませます。
馴染む

5)50〜60°のお湯に浸し灰汁抜きをし、出来上がりです。
灰汁

6)さあ!水と新たな膠を適宜加え描いてみましょう。
描く

団子づくりの最中です。まるで幼い頃のおままごとみたい。(ふふふ)
皆で体験



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Posted by いづろ画塾 at 18:39│Comments(0)講座
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